初恋向日葵

「そしてあなたは意識不明の重体。

私は軽い打撲だけだった。
神様もあんまりよね。」


少し眉を下げる未来ちゃん。

「私とあなたが同じ病院にいるのは危険だから、
あなたは違う病院で一年治療して、

あの向日葵畑の高校に入学したの。

私は精神状態が悪いし病人だったから少年院に入らずにすんだ。

でもその時から私の病状は悪化。

もう五年も生きられない。」


< 237 / 351 >

この作品をシェア

pagetop