《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
ミキオ先輩っていうのは
3年の生徒で、奈緒が
ずっと憧れてる人だ。



「へぇ、そうなんだ。

それは絶対行かないとね」



「そーなのよぉ!

ねぇ、花琳もつき合って
くれるよね?

一人で行くとなんか怪しい
からさぁ〜」



ちょっと声を大きくして、
ソワソワした顔をしてる奈緒。



強気な奈緒でも、こういう
ことにはナイーブなんだ。

なんかちょっと、かわいい。



「2日目のフリータイムの
時なんだけど、ダメ?

両親来て、案内する予定
とかある?」


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