【完】貴方が居たから。
「俺はどんな憂愛でも可愛い思うで」



「そういう事を、周りの女の人に言って落としてるんでしょ?」



「ないない。可愛いと思ってたのは妹だけやし」



「嘘でしょー;;」



「マジやって!まぁ、妹も26で2児の子持ちになったら老けたで、可愛いとは言えへんけど」



「…叔父さんなんだ」



ボソッと呟く私に、彼は「そうやで」と、嬉しそうに笑った。

兄貴が結婚するのは先だろうし、私は結婚をするつもりもないし。

甥っ子や姪っ子なんてよくわからない。

…可愛いのかな?

オムツを替えたりするのかな。
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