黒い夢 白い月
日常



暗かった空が、薄明(はくめい)へと変わった頃。



ベッドの中に居る私は、目覚めてしまった。


嫌な夢を見ていた所為…

だったと思う。


内容は、起きた瞬間に忘れてしまったみたい。




ただ唯一覚えているのは…

【とても悲しい夢】だったと云う僅(わず)かな記憶だけ。



その証拠に、今日も私の睫毛(まつげ)が濡れている。


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