恋のレッスン〜先生は幼なじみ〜
夕べ、大輔は帰り際に“話は明日、学校で”と言っていたから、いつか来るとは思っていたけど、よりによって英語の前の休み時間に来るなんて……


でも、ここまで来るのに時間が掛かるだろうし、来られないかもしれないから、私はそのまま予習を続けていた。


大輔は、憎たらしいけど女子にすごく人気がある。


時々、私に用事があってこのクラスに来るけど、入口で女子達に囲まれて、入口から一番遠い所にいる私の席まで来るのに、すごい時間が掛かる。


下手すると、私の所までたどり着く前に、休み時間が終わっちゃう事すらある。


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