ありえない高校生マリッジ
2階まで下りて、渡り廊下を通り、外階段を下りれば、体育館。
学園内は広いから毎回迷子になる。

でも、ようやく最近、迷わず行けるようになった・・・

3人はどんな反応を示すか頭の中でシミュレーションしながら、足取りと心も浮き立っていた。

外階段を下りれば・・・

「!!?」

誰かが階段を下りようとする私の背中を強く押した。

私のカラダは宙を浮いて、そのまま階段に向かってダイビング。

「那、那岐ちゃん!!?」

私の背後伸びて来る片手とバリトンの声。

そのまま私は誰かに抱き止められて、一緒に階段を転げ落ちた。

勢いよく落ちたもんだからその分衝撃も強かった。

脳内が揺さぶられ、脳震盪を起こしたのか軽い眩暈を起こし、思考もフリーズ。

「おいっ!!?敦司!!?」




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