鏡の向こう
笑った声も格好いい…!!
『…ッ、そうだ!!』
「ん~?」
私は気になっていたことを聞いてみた。
『拓海くんて、
どこに住んでるの?』
そぅ。
向こうは私のこと色々知ってるくせに、
私、拓海くんのこと知らなすぎる。
「ぁー…、」
『?』
「秘密♪」
『ぇーずるぃッ!!』
「なんで?」
『私だけ教えるのはずるぃ!!
私だって、拓海くんのこといっぱい知りた…ぃし。』
言ってる途中で恥ずかしくなって、俯いた。