鏡の向こう


「ぇー、いーじゃん♪」


そう言って、私の肩に腕を回してきた。





いやだ。





『よくない。離して。』


私は肩に回っていた腕を振り払った。


その時、

「駈~!!」


やつが友達に呼ばれた。



『ぉ~、今行く~!!



じゃ、またあとでね♪』


友達に返事をしたあと、
にこやかに私から去っていった。






や、やっといなくなった…。


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