藤井先輩と私。




あ………れ?













いま、陽依なんて…













“いいよ”って言った?


今、“いいよ”って言ったの陽依!




どぉーして!
どぉーしてぇー!



私の陽依!!






「本当に?」

梶瀬が確かめるように聞いた。


「うん!」




どうしてかしら、前が霞んで何も見えないわ。


私の陽依がぁ~。




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