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晃平の傍には和華と有加が倒れていた。



「和華!有加!」


「丗那‥。」


和華も有加も制服は泥だらけで、顔は赤く腫れている。


腕には痣まで…。



「ごめんねっ…ごめんっ…!」


私は和華を抱き起した。


「誰にやられた?」


「3年生の‥名前はわかんない‥。」


晃平は有加を抱き起した。


「取り敢えず、病院に行こう。」


晃平は有加の腕を首に回し、立ち上がった。



同じように私も和華を立ち上がらせた。



「いっ!!!!」


「和華!?」


和華はダランと私にもたれかかった。



「足やられてんだ。丗那、有加を頼む。」


「うん。」


晃平は和華の前に背を向けしゃがみ込んだ。



「和華乗れ。」


私は晃平の背中に和華を乗せた。



私は有加の腕を首に回した。




「よし、行こ。」



「うん。」

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