nINe
「どうしてみんなを避けてたの?」


和華が晃平を見つめ言った。


「‥これ以上お前らと思い出つくると辛いだけだろ?」



「「「「「‥‥。」」」」」



みんなは大きくため息をついた。



「バカ!丗那がどんだけ泣いたと思ってんのよ!」


和華が晃平に怒鳴る。



「俺マジで殺したいわ。」


春真が呆れたように言う。



「ふざけんなよ、マジで。」



美月が晃平を睨んだ。



「あーうっせぇな。悪かったよ。」


晃平が後頭部をガシガシ掻きながら言った。



「みんなっ…晃平を責めないでっ‥。」



「丗那…。」



目の前がぼやけててみんなの顔が滲んでる。



「晃平がいる。それだけで十分だよ‥。」


私は溢れる涙を自分で拭った。



すると晃平は私の前にしゃがんだ。



「丗那、ごめん。」


私の頭を撫でる晃平。



「また‥一緒にいてくれる?」


すると晃平は私を抱きしめてくれた。
< 172 / 394 >

この作品をシェア

pagetop