CL
「…むっ!?むぐ!?」
「かわいい会長もうホントかわいいですかわいいがゲシュタルト崩壊しそうなくらいかわいいです」
「い、言ってる意味がわからないのだよ少年…」
「会長が好きすぎるってことです」
「さ、ささささっきと意味がまったく違うではないかあ!」
「じゃあもう可愛いも好きも全部ゲシュタルト崩壊しそうなくらい大好きですってことならいいですか」
「…うっうっ、うるさい、もう……」
あ、口調が可愛くなった。
あまーいモードになると口調も可愛くなる会長さん。
こんな会長を知ってるのは世界中どこを探しても俺だけだ。
あ、でも今ここには黒猫も居るんだった。
けど会長を抱きしめてるのも会長が照れてる相手も全部俺なので気にしない。
「会長、黒猫にヤキモチ妬いてくれたんですか?」
「……や、妬いてしまった、よ?」
「俺もです」
「……う、うん?」
「俺も、会長がずーっと黒猫抱き締めてるし、見たことない顔で笑ってるし、すっげー妬きました」
「……ご、ごめんね…」
「いえ、別にいいんですけどね。会長も妬いてくれたんならお互い様ですし」
「でもまだ妬いてるのだ」
「あれ」
「……チューした」
「はい?」
「黒猫とチューしたではないかあッ!!」
「すんません!!」