風神Ⅱ




「行くぞ。」




今まで黙っていた風雅の言葉で皆運動場に向かいはじめた。




あたしも渋々ついていく。















「「「「キャ────!!!!」」」」




相変わらず五月蝿い女達の歓声。




女達はこのクソ暑い中、フルメイクで体育着を見事な程に着崩していた。




風雅達は気にすることなく進んでいく。




この歓声の中よく平気で歩けるな。




あたしは襲いくる女達の視線を耐えながら風雅達の後に続いた。








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