風神Ⅱ
「若、真城さん。」
呼ばれて振り向くとそこにいたのは康二さんだった。
「どうした。」
風雅が康二さんに問いかける。
「組長がお帰りです。すぐに食事にするとのことです。」
「わかった。」
康二さんの説明を聞いた風雅は立ち上がった。
あたしもそれに合わせて立ち上がる。
「お前は先に行け、すぐに行く。」
風雅はそう言って自分の部屋へ入っていった。
「真城さん、お連れします。」
「はい。」
あたしは康二さんに連れられて昨日と同じ場所についた。