風神Ⅱ
「初めまして、風雅の父親の古城 風斗(コジョウ カザト)と言います。」
風斗さんの声に反応して、あたしも挨拶をする。
「初めまして、佐倉 真城です。」
そう言った後、あたしは急いでお辞儀をした。
「そんなに畏まらなくても大丈夫だよ、愛美から話しは聞いてる、ゆっくりしていきなさい。」
風斗さんは微笑みながら言った。
顔を上げたあたしは失礼ながらもじっと風斗さんの顔を見つめた。
「私の顔がどうかしたかい?」
「いえ、あの……どこかでお会いしたことありませんか?」
あたしの言葉に愛美さんと風斗さんが一瞬だけ目を見開いた。