風神Ⅱ
「きっと、入学式の時に見たんじゃないかな?」
何事もなかったかのように風斗さんが言った。
「入学式ですか?」
何故入学式なのかとあたしは疑問に思う。
「これでも、君の通う学校の理事長なんだよ。」
風斗さんの言葉にあたしは思考が止まる。
理事長?
って先生達までもが尊敬しているているあの理事長?
「風雅、言ってなかったのか?」
「言ってねぇ。」
風斗さんと風雅の声が聞こえる。
が、そんなことも気にならないぐらいあたしの頭は慌てていた。