人こそ美味 part2

そんな事を思うなんて、私も狂ってる。

でも昔から私には変わった人を好きになると言う傾向があった。

中学、高校と付き合った人は皆、問題児ばかり。

いつも私は刺激を求めていた。

普通の人は眼中に無く、問題ばかり起こす危険な人ばかり見ていた。

成人してからは、不良や暴走族総長、ヤクザの頭と付き合っていた。

純と出会ったのは、そんな刺激に飽きた頃だった。

今はこの刺激が楽しくて仕方ない。

毎日純に捧げるいい女はいないか、すれ違う女や仕事場の女を見ている。

ワクワク、ソワソワ。

こんな刺激を与えてくれた純を愛してる。

タンクに溜まった血はどうするのか気になったが、約束があるので何も言わない。

純は机に並ぶ道具の中から、メスと中スプーンを持って女の左側に立った。

その道具で何をするのかは、大体想像がつく。

純はメスで両目の目じりを切り、瞼を捲り上げた。


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