地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜


「……はぁ、なんだつまんないの。」

「つまんないって…お前なぁ〜。」

他人事だと思いやがって…。

「それよりこの事はお互い他言無用ってことでいいのかしら?」

「あぁ、その方が俺としても助かる。」

「か、勘違いしないでよね…別に貴方のためとか、そんなんじゃないんだから!」

「……ぷっ、くくく……りょーかい♪」

「ちょっと、なに笑ってんのよ?」

寧々は頬を赤くして膨らませながら不機嫌そうに聞いた。

「何でもない……それじゃあこの事は2人だけの秘密な?」

ドキン

唇に人差し指を当てて、片目を瞑ってイタズラっぽく笑って言った奏に、寧々は一瞬カッコいいと思ってしまった。



< 25 / 87 >

この作品をシェア

pagetop