地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜


屋上に来た寧々は頭を抱えながら誰にも見つからない隙間に体育座りで入った。

「……はぁ〜バカなのは私よね…。明日が山吹祭当日だっていうのに1人でバカみたいに騒いで周りに迷惑かけて…なんて謝れば……」

そう考えると憂鬱になりまた深いため息をついて体育座りしている膝に顔を付けた。

キィィーー…

「なんであんなバカなメガネ野郎1人にこんな悩まされなきゃいけないのよ…。」

ーーピタ

ポソッと呟くと誰かが私の前で立ち止まった。

「…パンツ丸見え♪」

「えっ、嘘っ!?……って……」

バッ

体勢を直して顔をあげるとそこには奏が笑いを堪えながら私を見下ろしていた。

「か、奏!?」

「くくくっ…嘘だよ嘘♪」



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