地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜


それに気づいた奏は

「ん? 何?」

「い、いや…あの…えっと…か、奏も行くの?」

寧々はモジモジしながら俺に聞いた。

ヤベ、ちょっと可愛い!

と、思った俺は寧々をいじめたくなった。

「どうしようかな〜」

「えっ、行かないの?」

っ……だからそんな可愛い顔すんなよ、ますますいじめたくなるじゃん!

スッ…

「行ってほしいの?」

ドキン

奏は寧々の頬に手を伸ばして上から目線で言った。

「べ、別に…ちょっと聞いただけ!」

プイッ

「あっ…クスッ、素直じゃない女。」

寧々は顔を赤くしながらよそに向けて言った。



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