365日+1日、飾らない言葉をさがして。< 短編集 >
「 菜愛…
結婚してくれないかな?
もう
離れたくないから… 」


うなづくしか出来ない私に

「 菜愛…
今日指輪を探しにいこう。
菜愛の気持ちがかわらないうちに…。 」


優しくキスをしてくれた。

ソファにすわって
優しく抱き締められながら…


「 あっ!
結婚を考える時に
思い出さなきゃいけない男子がいたんだ。 」


瞳真くんは、
ビックリして私の顔を
マジマジと見ている。


「 ちゃんと思い出したよ、瞳真くん
これからは、
ずっと一緒だね。 」


私から抱きついたのを
安心した顔して


「 オレが言った
小さな一言を覚えていてくれたんだ。 」


私は小さく、うなづいた。

「 菜愛…
愛しています!! 」




end
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