Pure
「告られた時、
ちゃんと断っとけばこんなことには
ならなかった。
何度もあいつの心踏みにじった。
好きになってやれなかった。
俺のせいで、あいつはあんな風になった。
だから、美月の事憎いとも思わない。
俺が……悪いから。
でも俺、耐えられなくて。
あとさ、ちょっと気になる子も出来てさ。
初めてなんだー…。
気になるなとか。そーいう風に思ったの。
俺が気になってるその子さ、いっつも笑ってんだ。
でもその笑顔がさ、何か寂しそうなんだよ。
って言っても、
俺その子のことのことあんま知らねぇんだけど。
俺の勘違いかもしんねぇけど、
心から笑わせてやりてぇんだ。
こんな気持ち、初めてなんだよ…。
で、俺が別れようつったらこの結果。
またいつものように、
カッターで腕切ろうとするから、
俺が本気になったら別れてくれんのかなって。
あれは、別れられたって思ってもいいよな!」
そう言ってはにかむ広海。
あたしは静かに頷いた。
そんなことがあったんだ…。
「大変だったんだね…」
「まあな!」
「相談とかあったらいつでもして?」
「おう!ありがとな!」
「恋の相談もね~♪」