Pure

「恋の相談、かあ~…」

「そーそ!気になる子って誰!?可愛い?同じ高校?」

「可愛いよ!同じ高校だしー♪」

「へぇ~誰~?」

「教えねーよ!」

「ケチーっ!教えてよ~っ!」

「美沙には教えねーし!」

美沙。今そう言ったよね?

いつもは‘美沙ちゃん’なのに。

って、何意識しちゃってんのあたしっ!

きっと、わざと呼んだわけじゃないよね…。

って、何ヘコんじゃってんのあたしっ!

「…い、いーじゃん別に~っ」

「…………」

「広海??」

あたしは、急に黙り込んだ広海の顔を覗き込んだ。

…寝てる?

すやすや寝てる広海の顔は何だか可愛くて。

写メ、撮っとこーっと。

―――カシャッ

「…んっ……」

起きた!?

って、寝返りかあ…。

てかソファーで寝ちゃってるし。

あたしは広海の脱いだ上着を

広海の体にかけた。
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