Pure
中央病院に着いて、広海に電話をかける。
「広海??どこ?」
「ここだよ」
後ろから聞こえた声に振り返ると、広海が立っていて。
「広海・・・大丈夫?」
「おう!俺は平気。俺は大丈・・・夫!」
やっぱり声は震えてて。
無理やりなんだなあ・・・って。
平気じゃないんだろうなって。
「強がらなくてもいいよ?」
「・・・っ・・・」
広海の目は潤んでて。
今にも泣きだしそうで。
「あたしは何もしてあげられないけど・・・」
あたしの言葉は遮られた。
・・・広海に抱きしめられたから。
すごく強く。
ぎゅっ・・・と。
「ごめん。このままでいても・・・いいか?」