♥love girl♥


ポッケからタバコを出して銜える


「だってラブラブだし、俺ら」


「へいへい。勝手に盛り上がってろ」


「つうかなんで兄貴が居んだよ。ここ、俺の部屋なんだけど」


「部屋の鍵、どっか行っちゃったんだわ~。だからここに居るわけ」


「意味分かんねえよ。だったら親父の部屋行って借りればいいだろ」


「そこまでする価値ないしー。お前らのラブラブさを見たかったし」


「だから親父の部屋行けよ!!!」


「はいはい。おー怖い怖い。玲華、コイツには気を付けて」


「とっとと出てけ!!!」


蓮はホントに怒ってる


隼斗さんはまた蓮の頭を叩いて出て行った


「んだよ、アイツ...」


「...もしかして嫉妬...?」


「はぁっ!?!?」


眉間にシワを寄せて蓮が勢いよく振り返る


「もしかして隼斗さん、あたしに蓮を取られて....?」


「お前、アイツがホモだと言いてえのか?」


「違っ!!兄弟愛ってやつ...?」


「ないない。アイツにそんなのあるわけねえー」


ケラケラ笑われる


バカにされた....


「お前らはそうかも知んねえ。けど、俺らはそんなん全然ねえから」


頭をクシャクシャとされる


「分かんないじゃん!?」


「分かるっつうの」







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