永遠の華〜last eternal〜
「ちっ。どこ行った」
辺りを見回すが、目当ての人物わ見当たらない。
……これで寝てたとかほざいたら、シバくぞ。
そんな事を考えながら曲がり角に差し掛かり、俺は足を進めた。
すると向こうから、電話をしながら歩いてくる一人の男がいた。
派手な成りに、年は若めだろうか。
俺はそのまますれ違うように歩き出した。
「ったく、一人でいるから声かけたのに、見事玉砕~」
「……」
すれ違い様に聞こえた会話。
どうやらナンパが失敗したらしい。
この飲み屋街には、ナンパや絡みは日常茶飯事のことだ。
「女がまたすげぇ可愛くてさ。でもいきなり男が現れて睨まれちまった。
彼氏持ちってやつだよ」
笑いながら話す男の声が耳に入りながら、俺は足を進める。
どの男も考える事は一緒だな。
欲が溜まれば、女を餌食とする。
いや、それを考えれば女も似たようなものなのかもしれない。
タバコを消しながら俺はそんな事を思った。
今日は一段と色々な事を考えてしまう。
「……どうかしてる」