ツン×ツン オカルト同好会【MENS企画】
話は1年生の遠足の時、野外体験の施設に行った時にさかのぼる。

「ほら、片付け手伝ってよ。」

バーベキュー後に寝込んだこいつを起こそうと、私は声をかけた。

体を揺すっても起きないこいつに対して、

「早瀬君、食べてすぐに寝ると牛になるよ。」

今ではしない、優しい声で話しかけた。

すると…。

「牛!?」

こいつが目を半開きにしたので、さらに話しかけた。

「そう、牛。だから…ムグッ!?」

私の口を突然、こいつの口が塞いだ。

驚きで硬直中のうちに、舌まで入れてきて、私の口の中をなめ回し始めた。

「……いい加減にして!」

私はこいつを蹴り飛ばし、こいつはゆっくりと倒れていった。

「…まずい…、この牛タン…。」

と、一言を残して…。
何たる無礼!
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