君だけの王子様




俺は重い足取りで学校に行く



正直来たくなかった



こんなこと思うのはあの日を除き初めてだ



けど…行かなくちゃいけないのは分かっている



俺もそんな頭よくないからな…
(とか言いながら学年3位)




俺は教室についたとき目を見張った




「美玖ーっ」




「ん、亜衣か」





「私ですけど何か!?」




「ごめんごめん(笑)」




そこで繰り広げられていたものは俺の思考回路を停止するのに充分な場面だった。






「あれって……」





美玖と呼ばれた彼女は…



















あの時俺が助けた女だった



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