それでも君が。


蒼君……我慢してるのかな……?



私と、そういう……



く、口に出すのも躊躇ってしまうような、コトを……したいと思っているのかな?



あらぬコトを想像する私の横で、澪ちゃんがいきなり「あ!」と声を上げた。





「ごめん羽月、私先生に呼ばれてるんだった」


「ん、いいよいいよ、行ってきてー」


「コーヒー牛乳頼む!」


「ラジャー」





澪ちゃんの背中を見送り、購買に向かおう、と思ったその時──




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