近くて遠い距離
new school life

遅刻から

ーー『明日から高校生かぁ』ーー桜井 海里は、ベッドの中で呟いた。


『もう一度、明日の準備確認しよかな…緊張で眠れないし。えーと…筆記用具に、ノート…だけ…あ、お弁当はママに朝頼めばいいか。よし、確認終わり!起きれなくなるし早めに寝よ!ケルヴィンお休み!』


海里は、クマのぬいぐるみのケルヴィンに挨拶しながら目を瞑った。

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