虹の彼方
次の日、和くんとどんな顔して会えばいいのか分からなかった。
それと自分自身、教室で泣きすぎて、目が破裂したように腫れている。
学校の鏡の前で驚愕して声も出ないあたし
「ひどい…」
この面のまま、あたしは和くんに笑顔を見せないといけないのか??
ちょっと抵抗がある。
はぁ…また泣くことしかできないあたし。
和くんと一緒残り少ないのに…。
最後の時まで笑って過ごしたいと和くんに言われたのに…。
あたしは…弱い。