意地悪王子とわけありな関係①
あたしは去っていく真太郎の背中をずっと見ていた
山根君はそっとあたしの髪をなでた
「山根くん・・・」
「星ちゃん・・・
無理しないでいいよ・・・
真太郎が好きなんでしょ・・・」
「えっ?」
山根君は花火を見上げながら
笑顔で言った
「俺・・・
星ちゃんにそんな顔させたいわけ時ないから・・・」
やっと自分のほほが涙であふれてることに
気がついた・・・
「あっあたし・・・
真太郎がっっ」
「星ちゃん
続きは本人に行ってあげて」
山根君はあたしの顔を見ないで言った
山根くんの花火を見上げてる顔はとてもきれいで
涙が出そうになったんだ・・・
「山根くん・・・ありがとうっ」
あたしは山根くんの顔一度も振り向かずに走った