ヤクザに愛された女 壱


「あとね?梨華ちゃん?」


あたしが座り直したのを見ると
真也さんが口を開いた。


「…ん?」


あたしは視線を真也さんに
移し話を聞く体制に入った。


「さっき暴走族みたいって
言ったでしょ?」


「…うん…」


あたしは真也さんの言葉に
さっき言った自分の言葉を
思いだしながら頷いた。



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