ヤクザに愛された女 壱


「海皇はね?ちゃんとした
暴走族だよ?」


「…ふーん暴走族なん…ってえぇ??」


あたしは真也さんの言葉に
思わず大声で叫び立ち上がった。


「…るせぇ」


そんなあたしに龍二さんお得意の
低い声と冷たい視線を送ってきた。


「………で?龍二さんは偉い人なの?」



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