ヤクザに愛された女 壱


そう気まずそうにあたしに言う拓也さんにあたしは笑顔で頷き静かに話し始めた。


援交の事、
悪魔の事、
林組の事、
薬物の事、


あたしは震えながら全て話した。


「…梨華ちゃん、気付いてあげられ無くてごめんね、」


話が終わった後、
麗奈さんは目に涙を沢山浮かべてあたしを抱きしめてくれた。



麗奈さんが温かくて、
あたしも涙をながした。


龍二さんと拓也さんは難しい顔して2人して部屋を出て行った。


< 158 / 339 >

この作品をシェア

pagetop