ヤクザに愛された女 壱


あたしから本当に悪魔をきる覚悟。


そんなのとっくに出来ている。


「…もう出来てる」


あたしは龍二さんと目を合わせそれだけ言った。


「…ふっ…そうか、もう寝ろ」


あたしに優しく笑いかけ電気を消す龍二さん。


でもなんかおかしい。


「…………」


< 175 / 339 >

この作品をシェア

pagetop