ヤクザに愛された女 壱


「…めんどくせぇ…」


あたしの言いたい事を理解した海斗がソファーに寝転がりながらつぶやいた。


「罰ゲーム…」


あたしは嫌みのように呟き龍二さんの座る黒ソファーに向かった。


「…わかったよ…」


あたしをにらみながら海斗が立ち上がると、


「ついでにケーキも!!」


そう言うあたしに


「まだ食うのかよ!!」


と呆れながら海斗が言うと買いに行ってくれた。


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