ヤクザに愛された女 壱
花火と気持ち


「かーいーとーぉぉ!!!」


少しして海斗のバイクの音が聞こえてきたのであたしは外に出た。


「買ってきたぞ」


そう言ってあたしに袋を渡す海斗はぐったりしていた。


あたしはそれを見てみぬフリして外の机に中身をぶちまけた。


「始める時、呼べよ?」


文句を言う海斗もやっぱりヤル気だった。


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