ヤクザに愛された女 壱


どこかあたしの部屋に似ていた。


けど驚いた事に部屋には
ホコリ一つ落ちていなかった。


ベッドの布団も干したように
ふわふわしていた。


あたしはそこにダイブし
天井を見つめた。


死のうと思った時の事、


そして、


あの女の事。



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