ヤクザに愛された女 壱


あたしは勇気の言葉に
あの男を思いだした。


「…ねぇ聞いてもいい?」


龍二さんには聞けなかった事を、


「勇気達って、ヤクザだよね?」


おもいっきり聞いてみた。


「…あぁ、うんそうだよ」


「じゃあ、龍二さんは、組員?」


「違うよ。若頭ですよ」


< 46 / 339 >

この作品をシェア

pagetop