ヤクザに愛された女 壱


「…え?でもあたし、」


あたしはそこまで言い掛けとめた。


「…んだ?」


言葉をとめたあたしに眉間に
しわを寄せ低い声をだす龍二さん。


「…あたし、下着、持ってない…」


あたしがうつむきながら喋ると


「…あぁ、ババアの新しい
下着用意させた」



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