オトナな初恋

『…ごめん。』


「いえ…」


『俺…心狭いな…気付かなかったけど、まだ少し関口のした事、根に持ってたみたいだ。』


した事…って
ｷｽされた事？？


『外で…偶然でも二人でいたって事に、いらついた。悪い。』


「…私も…ごめんなさい…関口主任の名前だすなんて、無神経でした…」


『いや、亜希は悪くないよ。もう気にしてないなら、それで、いいんだ。』


気にしてないって、ｷｽされたことだよね？


あんなに泣いたのに、今は全く気にならない。
…私って図太いのかな…



「…ﾊﾟｽﾀ、冷めちゃいますね。早く食べましょうか？」


『…だな。』





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