オトナな初恋
「拓海さんはそれでいいの!?…私の事は…もうどうでもよくなっちゃった?」


『…違う!でも…』



でも…何?ちゃんと言って。
俺から離れるなとか、側にいろとか何でもいいから言って安心させて?







『…明日は仕事休んで、しっかり治せよ。』




「拓海さんッ!まだ話してる途中なのに、帰らないでッ!!」



出ていこうとする拓海さんを必死に引き止める。


けれど拓海さんは私を引き剥がして、そのまま出ていってしまった…




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