オトナな初恋

勘違い

拓海さんからの連絡が来たのは土曜日の夜。日が暮れ始めて夜になりかけた頃だった。





「もしもし!?」






『亜希の家の近くにいるんだけど、今から行ってもいい?』




「うん!待ってる!鍵開けておくから。」












ピンポーン


玄関で待っていた私は勢いよくドアを開けた。


驚く拓海さん。




「鍵、開けておいたのに」



『一応鳴らしてから入った方がいいかなと思って。』






昨日と同じ様にソファへ座ってもらう。





私も昨日と同じく向かいに座る。








『メール…見たよ。』




「うん。…はっきりするまで言わない方が良いと思ってたんだけど…拓海さん、トイレで…見たんでしょ?
検査薬…」





『ごめん…』









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