オトナな初恋
お店を出て、観覧車の乗り場へ行く。




乗る前に観覧車をバックに写真を撮られた。






『戻って来る頃には現像してますので良かったら買っていって下さいね。』





そう言って見送られた。







ゆっくりと上へあがっていく観覧車。






「うわぁ!高いね!!あっ!あれ私達が泊まってるホテル!!あれより高い位置まで昇るかな?」








頂上付近に近づいた頃向かいに座ってた拓海さんに引っ張られ、片方の膝の上に座らされる。





乗っていた観覧車がグラリと大きく揺れた。




「きゃあっ!!あ、危ないでしょ!?」





『これくらいじゃ落ちねぇよ。』







「でもまだ揺れて……んっ」






頭を押さえられてキスされる





『観覧車の頂上ってこれが定番だろ?』




唇が少し離れてそう言う拓海さん。また深くキスをする







「んんっ…ふ…」











降りる寸前までキスをしてて、息切れ気味の私。





『ほら。そろそろ降りる頃だぞ。そんなんじゃ店員が変に思うぞ』






…だったら、しないでよ…





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