オトナな初恋

強敵

「あ〜戻って来ちゃったね。」



あっという間の北海道旅行だったな。
明日からまた仕事かぁ…







『今日はゆっくり休めよ。』





そういって部屋の前まで荷物を運んでくれた。




「上がって少し休んでく?」





『いや、俺も帰って休むよ。』






鍵を差し込み回す。
開けようとドアを引くが、
開かない…





え!?
今鍵開けたよね??




思わず拓海さんを見てしまう。




『まさか…鍵…かけ忘れてたのか??』






「それは無いよ。かけた後、毎回ちゃんとかけたか確認してるもん!」





そうだよ。昔からの習慣でどんなに急いで家を出る時も欠かしたことないもん。









『鍵貸して。俺が開けて先入るから。』






ドアをゆっくりと開けて中の様子を伺う。





私も拓海さんの後ろから部屋の中を除く。







……なんか…音が聞こえる

誰かいるんだッ!!







「拓海さん…」




『しっ。静かに。』






私を手で後ろへ追いやり、一人中へ入ってく拓海さん











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