怪盗ミット・ナイト


「さて、そろそろ帰ろうか…。」


「あぁ、そうだな。立てるか杏樹?」


「うん。大丈夫、あ、そうだコレナイトが…。」

『ライトジュエル』ホントに杏樹に渡していたんだな


「あぁ、ありがとな。」

と杏樹の頭をクシャクシャにする。


「ちょっと桐。せっかく髪セットしたのにぃ。」

と頬を膨らませ怒る。


やべ、全然怖くないし逆に押し倒し…うん。俺なに考えてんだろ。今のナシで頼む。


「それじゃ、帰るな。由紀も連れてるから」


「あぁ、気をつけてな。」


「あぁ。」


「桐。杏樹をきちんと送り届けろよ。俺と隼人はあと仕事あるから。」


「おう。行くぞ杏樹。」


「うん。バイバイ二人とも。」




平凡な日々が続けばいいのに、とこのとき桐は思っていた。

桐の予想は当たるのだ。






これは始まり…。怪盗が宝石を盗む…ね






  ◆桐side◆ END






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