幼なじみ物語２

３クラスある中で、俺たち３人はそれぞれ１クラスずつ分けられた。

誰も仲良い人のいないクラス。俺はすぐにとけ込んだ。
持ち前の明るさで、クラスのムードメーカーになった。

大輔も同じようにクラスの一員としてやっていた。

けれど、碧依だけは違った。人見知りで消極的な碧依は、自分の意見を口にすることができず、クラスに埋もれてしまっていた。


「なんで大ちゃんとさとちゃんみたいにいかないのかなー‥」


帰り道、碧依は悲しそうに呟いた。


「クラスにもなじめなくて、友達もうまく作れない‥」