幼なじみ物語2
軽く泳ぎながら碧依と大輔の元へと行った。

すると、碧依が爆笑していた。碧依の笑いは止まりそうにない。


「なぁ、大輔。こいつ笑いすぎじゃね?」


俺は呆れ気味に言った。すると大輔も、少し笑いながら口を開く。


「なんか俺の分も笑ってくれてる気がするんだけど」


そう言う大輔も相当笑ってるけど。


「おい、碧依。あんまり笑ってると溺れるぞ」

「溺れないもん。‥‥‥ぷはっ。だめだ。悟の顔見たら笑っちゃう」


なんとも失礼な発言。そのあとも碧依はずっと笑ってて。笑いが止まるまで泳ぐこともできず、浮き輪でずっと浮いていた。

たまに不思議に思う、碧依の笑いのツボ。おかしくなったんじゃないかってぐらい、笑い続けることがある。
何がそんなにおもしろいんだろう?

まぁでも、そんな碧依も可愛いと思ってる自分がいるわけで。
俺は相当碧依のことが好きなんだって、日々感じる。




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