出会いは密室で[完]
でも...
どうしていままで
ここに居たんだろう……。
「南の話は、それだけ?」
「……。」
「みなみ...ッ?!」
え…なんで?
南は持っていた買い物袋を
アスファルトの地面に乗せて
あたしの手首を引っ張った。
そして今
あたしは南の腕の中。
それは一瞬で起きた出来事だった。
「どうしたの...?」
「なんも言うな。黙ってろ」
いつもなら
こんな生意気なこと言う南に
一喝いれてるところだけど
今はなんか
違うような気がした。